この工具も、フェルトピッカーといい、ピアノの音が堅くなった時に、ハンマーフェルトの先端近くに針を刺し、絡み合ったフェルトの繊維をほぐし音を柔らかくするための物です。
グランドピアノの整音時、アクションを外さず弦の上からハンマーに針を刺すことができる工具です。
整音は普通、鍵盤の蓋を外し、鍵盤両脇の木(拍子木という)を外し、鍵盤部(アクション)を引き出さないと作業ができません。
が、この工具はコンサートの時など最終チェックをしていて、整音の時間がない時に使えます。
写真左から、直径2.5ミリのステンレス製キャップ、針、直径2ミリの真鍮棒、直径2.5ミリのステンレス製柄です。
キャップ、柄、共にステンレス製のパイプで、片側を銅でふさぎました。
直径2ミリの真鍮棒に0.8ミリの穴を開け、針を瞬間接着剤で固定させています。
キャップがうまく入るように真鍮棒と擦り合わせながら、サンドペーパーとコンパウンドで削りました。
キャップ造りがうまくいった時は、造りのいい万年筆を想像させてくれました。



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